口当たり
料理では、とても重要な感覚
口当たり
料理の柔らかさや、まろやかさ、風味、味
そんな 口の中で感ずる感覚が大切なのであるが
直に口の中に入る食器。
金属だったり、焼き物、プラスチックや、木だったりする
家具職人である友人は色々な小物までも作る
ハリネズミの爪楊枝差しだったり
ルアーボックスや、キーホルダー...
このスプーンは丁寧に磨き込まれ、オリーブオイルを染み
食べ物を掬って口に入れると
とても柔らかい感覚を覚える
口だけではなく、持った感触と使いやすさ
柄が太く感じるが
手に良く馴染み、
例えば赤ん坊の口に運ぶ時
微妙な角度を調整しやすい
手間暇がかかる仕事。
オリジナルの仕事。
彼の辿ってきた遠回りの修行の道
それが作り出す日常生活の作品かと思う
ボクらの修業とは
重要であろう 遠回りを如何にし、
如何に活かせるか...
それに尽きるやもしれぬ