スノートレッキング
このテッペンまで登るんです
今年は例年に無く、雪が多く、しかも寒い
しかし恒例となり、義務となりつつあるスノトレは
もはや回避できない
メンバーは 相棒のハイパー今村と
ワケェスターズのサトケンと竜太郎が初トライ
彼らはスノーボードを頂上まで持って行き
急斜面を気持ち良く滑走してくる予定だ
ハイパー今村はスキーをザックに挿して行く
私も帰りは楽をして楽しみたいので、スキーを借りる
がしかし、ブーツが!しまらない...
金具が!締まらない...
むむっ、、、私のフクラハギは異常に太い...のはわかっていた
フクラハギだけではなく、下半身が異常に太い
ま、ゆーなれば、下半身だけではなく、全体に太い
で、生まれて初めてのスキー体験はお流れになった
放射冷却現象で地面から水蒸気が霧のように浮かんでくる中
目的の 薬莱山 に到着するが
いつもの登り口の手前 数百㍍手前で車止...
しかたがなく スノーシューズを履き歩きはじめる
登り口に到着したところで、ハイパー今村は
テレマークスキーを頂上まで持っていくのを断念
前日に積もった雪が30cm強
かなり厳しいラッセルになる
麓まで数キロ 緩やかな登りを歩かなければならないのだが
スタート地点に着いた状態でこのありさま
サトケンは両足の表と裏を交互に攣らせ 悶絶...
無理もない。スノーシューズでも膝まで埋まり
シューズの上に落ちてきた雪を腿揚げで、次の一歩だ
社会人野球で鳴らした太い足腰も、ここでは通用しないのか?
ハイパー今村はいつもの通り 速いペースで高度を稼ぐ
2.5hで頂上到達
いつもの倍の時間がかかった
頂上の祠の前で 初詣の元朝参り
吹きすさぶ風雪で、頂上付近は積雪は少ない
1m位の穴を掘り、掘り炬燵の様な竈を作り
そして宴会が始まった
メニューは キムチ鍋
先ずは 三元豚を出来上がった鍋で しゃぶしゃぶ
これがヒジョーに美味かった!
頂上に着いた時には、全身から湯気がたちのぼり
何リットルも汗をかいたが
途端に冷却される
たぶん、氷点下10℃以下だろう
それを、蕪がメインのモツキムチ鍋で回復させる
ビールは飲むほどに冷えてくるから
鍋で熱くなった喉に 気持ちが良い清涼感を与えてくれる
う、うまいっ!こんなうまいビール飲んだことがない...
仕上げは うどん をぶち込む
汁が足らなくなったので、調味料と雪で補充
激辛うどんで回復し、ワインを...と思ったが
ワケェスターズは、珍しく帰りの降りの恐怖におののき、ザックに戻した
登ってきた峰の反対斜面は デブリ があり
そのキワを彼らは滑降してくる
デブリ とは、【(フランス)dbris】: 登山で、崩壊した岩石の破片。また、なだれ落ちた雪塊。
であるが、私達は 峰の風下にできるオーバーハングの雪塊を指している
恐ろしくて デブリの全貌をカメラに捉えることはできなかった
ここであまりの寒さの為にデジカメがダウン
また ワケェスターズと登ることを約束させて
眠気と戦いながら帰路につく
いつものことだが、このハードなスノトレで
翌日、筋肉痛にはならない
最中、足は攣るが、無視して5分ほど歩き続けると治る
大腿筋とその内側が攣ると歩けなくなるそうだが
私の身体は異常なのか?