でてきた でてきた
山師匠と山菜採り
今年は幾分遅いか...
陽だまりの暖かい所と
陽だまりでも風が当たる場所とでは、おがりかたが違う
陽だまりの暖かい所を探し
ボクは山師匠の後を歩く
野を越え、山を越え
湿地帯を抜け、崖を急登し、急降する
空は快晴
汗が吹き出てくる
陽だまりでは、ポッポッ と芽が出てる
山師匠の目はタラの芽をもぎつつ、新たな山菜を探している
洞察力
一瞬の視界に入るヱの判断力
一点の無駄もない行動力
一分の隙もない動作
後姿はシッカとしている
使い込まれたザック
山刀という 鉈
朱で塗られた 鋸
スパイク地下足袋
現場で作った 山菜鎌
なかなか、山菜でザックが一杯になるという事はないのだが
山師匠のザックは一杯になり 重い
今日は私に、ずいぶんと 採り を譲ってくれたので
一杯にはならなかったのだが
それにしてもスゴイ...
まさに、山に生きる人 である
が、ちゃんとウチに帰る
あづぅ〜
けぇって、風呂へぇって
しゃっこいビール飲んで、ねっぺぇ
ガガに、飲んでばっかりって、おごられっけどもさ
うめぇものは うめぇがら やめらんねぇ
…いいなぁ〜
ボクはゴールデンウイークなのに仕事だ
こんなに天気良いのに…良いなぁ〜、しゃっこいビール...
これをアテにしたら、最高だろうな
タラの芽とコシアブラの天ぷら