逃げたのはタコかオイラか?
それはある夏の日
シーカヤックにテーブル・イス・食料・酒類を積み、断崖絶壁で岡からは降りて行けず、かと言って船では暗礁・岩礁が多く近づけない、唯一喫水線の浅いカヌーでしか上陸できない
小さなプライベートビーチに贅沢な遊びをしに行った時。
透明度が15Mほどあろうかという海に潜って海底探索を楽しんでいた時だった。
岩の隙間に巨大タコが腫れぼったい目でこちらにガンを飛ばしていた。
オイラは常備していた自慢のハンドメイドヤスでその腫れぼったい目の眉間を狙いトリガー(針金で作ったショボイ引きがね)を絞った。
命中率97%をほこるMyヤスは完璧にヤツの眉間をとらえた。
だがしかし!
デカイのは致命傷を負いながら深場の暗闇へと消えていった。
オイラはビビリまくり、後を追うことも出来なかった。
この戦いの勝者はタコだろう。致命傷を負わせたと思っていたのはオイラの勘違いかもしれない…
持って行ったジントニックにはタコの唐揚げが
スパークリングワインにはタコの刺身が(特に吸盤が良く合ったのに
残念!