雪中行軍がゆく

雪中行軍は行くものであるからして
雪中行軍がゆく
とゆータイトルはおかしい

ま、
そんなことはどーでもいいのだが
仙台市内に初雪が降った朝、男共は 雪降り積もる山奥へと進んでいったのだ...

降り止む事無く、今も降り続く雪
そんな中 冷凍保存してあった

岩魚を
源流近き渓流で焼き、喰らおう
そして、今年の渓納めをしようではないか

傍から見たら理解不能な行動を起こす
そうである
ボクらは おかしい人
しかし、そんな衝動に駆られると どうしようもなくなる

ただ ただ、雪は美しく渓を被ってゆく


なにゆえ、『そこ』なのかはわからない
が、『そこ』に向かう



前日までしつこく降った雨で、流木はどれも濡れている
そこに雪が積もっている
そんな焚き木で焚火をするのは とても難しいが
焚火が無いとはじまらない




最年少の でーすけ は強制的に運転者
一番のノンベェなのに...

来年の春
また帰って来るこの渓
もっともっと雪深くなってはいるが
春を迎える雪渓に帰る...