山男は知る
例によって睡眠をほとんど取らずに山にでかけた。
連休に入ってから忙しい日が続き、心と身体が鈍り、保養が必要だった
今日は自然薯・山菜・きのこと山に長けた山男に同行をお願いした。
渓流釣りの師匠も凄かったが、この人も凄い。
自然薯掘りは最も得意とする分野のようだ。
蔦が枯れ落ちても芋の在り処をピタッと探り当てる。
山菜は山と語り合い、エネルギッシュな歩きで探し出し、採る。
読みは外れそうもなく、何故 なのか語り、実行し、惜し気もなく伝授してくれる。
山を、自然を熟知していると言っても過言ではないだろう。
後をついて行き、採ったタラの芽は25ℓザック一杯になり、戻る時に
隣山の山火事を発見し、赤ヘリの消火活動を眺めていた。
2機のヘリは水を汲んでくる速さといい、火元への接近といい
かなり腕の差があったように見えた。
ちょうど私と師との差に当てはまる様で…
そんな屈強な師も昨年病を患った
山にゆかねば治るモンも治らネエ!と医師を黙らせ、自主退院し山に入り、なめこを20kg採ってきてカミサンにこっぴどく叱られたそうだ。
師曰く、最期は山で のたれ死に したい。
男として同感であります。