じゃんぼ



で、
でかい...

じゃんぼタラの芽

そう云えば、久しく

ジャンボ

と、口に出していない

ジャンボ鶴田が死去してからかもしれぬ

プロに徹した、とても強いプロレスラーであった

パチンコジャンボも
もう随分と前に潰れた

昔は屋号の冠に皆使っていたものである

もはや、死語か...





タラの芽は、大きく葉を伸ばすと硬くなり、
食すには向かなくなる

しかし、
伸びるのと、大きいのではまるきり違う

この、茎の部分が
モチタラに限り、とても旨いのだ

天ぷらにするには大きすぎるが
切り分けて揚げたのでは、些か野趣に欠ける


手を血だらけにして採ったケンは

バターでステーキにしてくれ

と、いったが
ここはちょっと洒落た一品を作ってみる


パンチェッタを炒め、滲み出て来た脂と
オリーブオイルでタラの芽をソテーし
生ハムを巻きつけた

パンチェッタだけでは、この大きいタラポの旨味に負けそうだったので
生ハムで塩気をプラスしてみた

食してみると
山菜の持つ勢いのある旨味と
豚肉は良く合った

バターほどしつこくはないので
飽きが来ず、ワインが欲しくなる皿である

ルッコラとイタリアンパセリのサラダも良く合う


いままでちょっと持て余していた
ジャンボなタラポ...

なかなか良い料理法を見つけた

大きいのは5個あったので
残りは3個だ

あぁそうだ、
確かなる味を求めるので
もう一個味見しなければならない...

2人前限定のメニューである

まったく、
新しい料理を作ると云う事は
何度も試行錯誤を繰り返さねばならぬので
タイヘンである

おなかが、くっちくなる

いや、
タイヘンである