Salt Project 3



絞りに、絞って
使う塩の種類も決まり、
本格的に様々なものをブレンドする

8種類ほど作ってみて

付け塩

と、決めていたので
和食の素材を最大限に活かせる
料理を引き立てる
そんな出しゃばらない4種類を選出した


手前から

桜花塩: 桜の花とピンクの岩塩

抹茶塩: 抹茶と雪塩

柚子塩: 柚子皮と塩の花、煎り胡麻

ゆかり塩: ゆかりと梅干しとピンクの岩塩

イエローの岩塩は、味が良く、
使いたかったのだが
ピンクの10倍の値と、稀少から
これから先、手に入りづらいとの事で見合わせた

ピンクは透明な岩塩と違い
Fe.Na.Ca.Mg が多く含まれ
故に、NaCl(塩化ナトリウム)が少ない

つまり、それほど塩っ辛くなく
悪く言えば、雑味があり、
良く言えば、甘味と旨味があるというわけだ

しかし、大切なのは
化学記号の並べたてではない

合うか合わぬか

Match the Taste (tekito-na e-go)

である。



塩の花

とは、
海水からの塩作りで、煮詰めてゆく作業がある
その時に上澄みに出た
軽く、大粒で、柔らかな結晶である

雪塩は
宮古島のサンゴ石灰岩層を濾過された海水から作られ
ミネラルの含有数は18種と、世界一のようである
パウダーにしたことで、抹茶の粉末と良く馴染む


これらの塩を
塩が必要な料理をお出しする時に
添えることにした

はて、
どんな料理に合うのか
それをこれから模索してゆく

むむ?
順番が逆?

そう云われてみれば、そうかもしれぬ...


土台の丸太は
山菜採りに行った時、
無残にも切り倒されていた
コシアブラの木
を、使う


Match the Taste