〆鯖を、握り鮨にする

たいへん美味しい

大阪には、ばってら という押し寿司がある

木枠にシャリとネタを詰め込み
蓋をあてがい、ギュッと押してつくる
四角四面の立方体であるから
四角六面の寿司である

〆鯖の上に、白板昆布の甘酢漬けを被せて押す
これが鯖鮨の中で一番美味しいと思うのは
やはり白板昆布が効いているからであろう

惜しむらくは、鯖の締め具合だ
多くは、鯖の中心まで
ガッチリ酢が入っている
これがもったいない所だが

酢が滲み込んでいるからこそ、あの味が出る訳でもある


白板昆布とは
分厚い昆布の外側両面を削って、
芯の半透明の部分だけにした昆布である