シャコ海老
子持ちはやはり歯応えのある内卵が美味しいと、
いやいや肉が美味いのはオスでしょう
と、二分する。
人気があるのは子持ちの方で、必然とメスだけを選んでくる事になる。
値段も差があるので、一束一からげの漁師達は選っている私を嫌がる。
なかなか♂♀の見分けがつきにくいのだが、
腹の上の足の部分に3本の白い帯がついているのが♀
♂は透明である。
シャコは活きているうちに茹でないと殻がはずれにくくなる。
よく魚屋で売っているのは茹でてあるのが多い
茹でてしまうと白帯が消えてしまい、判別がつかなくなるが、
上から3番目の足が二股に分かれているのが♂だ。
何故か二股に分かれている。
きっと交尾の際ガッシリと♀を捕まえておく為だろう。
シャコの餌は二枚貝が多く、
鎌の部分で強烈なジャブを喰らわす。
こんな身体で一撃で蛤なんかの殻を割る
よく見ると折りたたみがカマキリと逆だ
爪の肉が微量ながら美味いのはジャブで鍛えた筋肉だからだろう
こんなジャブを喰らったらひとたまりもない
ちなみに私も戦ったことがある
生簀から掴み取り、袋詰めをしていたらおもいっきり指の第一関節にパンチをもらった
かなり痛くてムカつき、シッペで応戦。
3発連打で脳ミソをはみ出させてやった。
なんて大人気ない...とハンセイシテマス。