烏賊飯




いか飯と云うと

甘辛い地で炊いたのが普通である

もち米を詰めて、じっくり炊くのである


ボクは今回、焼いてみた
いかぽっぽ風、イカ飯である

イタ飯ではない
にっぽんの飯だ

普通に炊いたご飯を使う


塩と胡椒、大葉の刻んだの
それに胡麻油を少し垂らす

コレを混ぜて、
醤油と酒と味醂で味を含ませた烏賊の中に詰め込み
全体を回しながら焼くだけである

ご飯は詰め過ぎてはイケナイ

焼き上がって、庖丁を入れた時に
烏賊の身が薄く、硬くなってしまうからだ

焼き上がったら、少し冷ます

熱いうちに切ると、烏賊の身がまだ収縮中で
ご飯が
むにぃ
と、出てきてしまうのだ

醤油漬けの烏賊が焼けた香ばしさに
ゴマ油の香り高さが相乗してくる

烏賊はまさに、ぽっぽ焼きのソレで
塩味の中に胡椒のピリリが効いたご飯が
なんとも食欲を増進させる