キムチを漬けて...
一年に一回
もしくは、二回
ボクはキムチを漬ける
前身の店では<キムチ鍋>をメニューに載せていたので
今でもそれを好いてくれている人からの要望があったり
第一は冬の スノートレッキング で
山頂にてキムチ鍋を喰らうのが習わしとなっているからである
まぁ、自分が喰いたいからであるワケなのだが
店では絶対に出さない
これ以上多国籍化したら
<品書き>がワヤになってしまうからだ
だから、こっそりと
まかないで喰らうのである。
白菜を下漬けし、
その他の色々な野菜達と
多種多様な調味料と素材を使って
漬け込み、味を付け
本漬けし、慣らせば完成する
ココだけの話だが
本場、韓国のキムチを食べた事がない
それぞれの家庭や店で違う味を持っているという
とにかく沢山食べてみるしかないだろうけど
そんな環境にもないので
結局自分なりの味を作るコトになるのだ
キムチとは云えないかもしれぬ...
いつも鍋にするので、濃いめの味付けをしているボクのキムチ
鶏ガラスープを取って、薄めの味噌汁仕立てにし、
豆板醤を少し溶き
豚バラ肉を入れ、鍋野菜を放り込み
当り胡麻を少量加えて、沢山のキムチを入れる
好みで生卵をあまりかき混ぜずに落して出来上がりだ
漬け込んだ白菜のシャキシャキ感を楽しみつつ...
この鍋の一番美味い食べ方は
雪山にスノートレッキングし
山頂で雪の中に穴を掘り
おもむろにタンクトップ一枚になり
身体から出てくる汗を湯気として
雪山の冷気で一気に蒸発させ
爽快感がピークになった後、
キンッ!
と冷えた、
雪に突っ込んでいたビールを飲みつつ
幾分、冷やし過ぎてしまった身体で喰らうのが最高なのである
なのであるったら、なのである!
さぁ!
さぁさ 友よ!
一緒に雪山へ
それほど高くなく、見晴らしの良い山へ
足の筋肉を全て痙攣させながら
パウダースノーを蹴散らして登ろうではないか!