天鯛




先週、遙々神奈川から遊びに来てくれた
けねすけ君から
相模で彼が釣り上げた鯛が贈られてきた

このまな板は結構大きいので
比較が難しいかもしれぬが

この大鯛、60cm オーバーである

で、
でこい...

鯛のフォルムは、いつ見ても美しい
色艶、ピンと張った大きな鰭...


この鯛、下顎が張り出てシャクレである
しかも、
歯に歯垢が付いている

良く見ると、大小バラバラに生えている

きっと、
硬くて美味しい貝類をたくさん食べて歯が折れ、
育ったのだろうではないか?

これだけ大きくなると
いったい、何年生きてきたのだろうか


魚の年齢は、鱗でわかると云う

ローガン初期のボクの肉眼では
どーにも、こーにも読めぬので
マクロで撮って調べてみる

おぉ!
たくさん年輪がある

ふむふむ

めんどくさ〜

しかしいぱいあるなー
い、
一本、一年なのですか?

・・・・・・・

やーめた!っと

料理しよ!っと



お造りと、清蒸魚

お造りは、魚体が大きいだけあって、
活け〆してあったが、ちょっと水っぽい...
紙塩し、水分を抜いて
皮面を湯引き、引いてみる

それでもやや水分が多いようだが
甘味が強い


頭は骨蒸しにしようかと思ったが
蒸している最中に
清蒸魚に変更。

長葱と朝葱と生姜をたっぷり使い
グレープシードオイルに、ちょっとだけゴマ油を加える
タマリ醤油と生醤油を回しかけ
そこに熱した油を掛ける

あぁ、旨い
こりゃ、旨い

けねすけ君

こりゃ、美味いわ!

ちょっと目を離した隙に
ミキが目の周りを喰っちまいやがった。

シャクレの唇は、ボクが奪った

カマは女将が...



うむむ...
残りのナシ割頭は
誰もいない仕込みの時間に
こっそりと喰うコトにする