うまい肴



これほど美味い焼き魚は、そうそうあるモンじゃない

と、
ボクは常々思っているのだが...

渓流釣りを愛し、通い詰め
その美しさにも見惚れ、ゾッコンなのを差っ引ぃても

やはり、ボクの中で

【山女魚の塩焼き < 焚き火焼き】

が、ダントツの一番なのである。




渓流釣りを始めてから20年を過ぎ、
餌釣りからルアー釣りに転向して7-8年は経つだろうか...

ルアーオンリーになってから、ほとんどキープをしなくなったのだが
やはりこの時期のヤマメは持ち帰るコトが多い


塩振りの粒が浮き出た表皮は
ヤマメの上品な脂で濡れてい、
その薄い柔肌の香ばしさと
ボリュームのある筋肉の旨味あるジューシーさは
アンバランスを持ってして一体化している

これは食べた人にしか解らぬ味

ボクも初めて口にした時の其の感覚は、
今でも鮮明に脳内から味覚を呼び起こすコトが出来る


昨年、一昨年と
あまり釣れずにいて
しかも砲弾と呼べる様な魚体を見なかったので
かなりの上出来と云える今年のヤマメ砲弾は
ことさら旨く感じられるのだ。


コレを食せるのは
渓流釣り師と、その回りの親しい人達だけなのではないだろうか


いや、まったく

美味い魚であることよ...