ムール貝
ムール貝。
英: sea mussel 仏: moule 日本学名: むらさき胎貝(いがい)
俗名:シュウリ貝・カラス貝等
今時期だと、ホヤの養殖棚にホヤと一緒に付き、結構な高値で取引される。
昭和初期あたりから大型船の船底に張り付いていたものが移入した外来種である。
繁殖力は凄まじく、海岸壁から水深20M 程まで生息する。
外洋に面した栄養豊富な海水の、ホヤ・牡蠣等の養殖棚の上部で生息している個体が身入りが良い。
足糸(そくし)というシュロ縄の様な張付部位があり、密集している。
この貝はある程度の大きさになるとヒジョウに美味い。
今が旬で、私の好みは【白ワイン蒸し】だ。
フライパンでオリーブオイル、ニンニク、ローリエを熱し
ムール貝を入れ、口が少し開いたところで白ワインを入れフランベ
蓋をし、口が開ききるまで蒸し焼きにする。
貝から乳白色の汁が出てきたらコショウのみの味付け。
塩分は貝汁に含まれているが、そのままだと多少辛いかもしれない。
イタリアンパセリが良く合う
この貝汁にホールトマトを入れれば、パスタにイイ。
ムール貝はビアンコでもロッソでも美味い。
稚貝の時は雄(白色)が多く、大きくなると雌(オレンジ色)が多いことから性転換する種とされている。
和食では、汁物、酢味噌和え、酒蒸し等があるが
やはり外来種なので、この料理方法が美味い。
以前、夜の浜で海にあがる満月をみながら穴子を釣り、
バーナーでよくコレを作った。
キンキンに冷やした白ワインを飲みながら
綺麗なオネイサンと飽くる事無く食べ続けた。
アリハ・ウマカッタナー...