ハゼ
朝から追われっぱなしだ
今日仕入れた中では ハゼ がやはり手間が掛かる
小出刃で開き 天ぷら
幼い頃、親父に連れられて、幾度もハゼ釣りに行った
クーラー一杯どころか、盥一杯に釣れた
ハゼの天ぷらは昔から好きだったし、庶民の食材だった
が、今では高級魚である
銀座の高級天婦羅屋でも値を張る一品だ
銀宝(ギンポ)も高級だそうだ
ギンポはカレイ釣りの外道で沢山釣れる時がある
大方の釣り人は捨ててしまうし、船頭も嫌う
手切り と漁師達は呼ぶのは
背鰭全体に細く針のような棘が無数にあり
素手で掴むものなら、魚体がウツボを小さくした感じなので
うなぎのように暴れて
手をすり抜けるときにカミソリで切ったような切り傷ができるからだ
しかし、三枚におろし天ぷらにするととても美味
当然、船上で嫌われる ギンポ を私は頂いてくる
ぬめりが強いので、素人は三枚におろすのがちょいと難しいが
穴子の裂き方と同じく、目打ちをし、おろす
近海の釣り魚の中で、天ぷらタネに良いベスト3は
ハゼ
ギンポ
アナゴ
1週間かけて作った 竹徳利 も完成した
新庄で 花板 という小料理屋を営んでいる友人の分も作った
これに熱燗を入れて供する
竹を冷凍して、冷酒を入れてもまた良い
竹は保温性が高く、殺菌力もある