メモ帳

料理を沢山作っていると
レシピを憶えきれないようになってくる
若い時分はメモなど取らずに 頭 に入れた
しかし、元々記憶力皆無に近い頭脳指数だったので
身体に叩き込む
これまた、すぐに限界点を越し、しかたがなくメモを取るようになった

基本の分量
これだけでちっちゃいメモは埋まる
基本の料理方法
献立表
etc...
そんなこんなでメモは溢れてしまう
そこで
分類し、項目毎に書き直しをする

仕事をしながらの 覚え書き は解読不可能な文字列を成し
ある箇所は 破けたり 調味料のシミが付いてたり...
何度も書き直しし、結局どれに落ち着いたのかわからなかったり...

それが 店を変わる度 増えてゆく
独立した27の頃から
次第に 自分の味 を書き連ねることになる
今まで経験した 集大成 であるが
またまた、大変な作業工程を踏まねばならない

コンピューターに、とも思ったが
確かに編集は楽であるが、飛んでしまったらえらいことになる
今ではメモ帳が何冊もあり、またしても氾濫し始めている

こうなったら、もうまとめるにも、まとめる時間もなく
強制的に入院でもして暇を作り出す以外に...

独学でのイタリアンはものすごい遠回り的なメモだ
これをまとめる気は早、失せてしまった