糠漬け


1年8ヶ月目の糠床である
良い塩梅に漬かる 良い糠ミソである
できれば木樽が欲しいところではある

少しづつ新しい糠を足してゆく
人によって好みはさまざま
浅漬けが好きだったり
古漬けが好きだったり

私はナントいっても
酸っぱくなった古漬け派だ

夏の縁側で、古漬けをアテにして冷酒をキュッとヤルのが
イイ...
浅漬けも捨てがたいが
茄子や胡瓜、大根のあの酸っぱさが大好きである
しかし、この糠床は古漬けができない
次々新しい野菜が突っ込まれる
底の方で寝ているのはすぐに取り出されてしまう
バイトの娘は、糠に直接手を触れると痒くなってしまうという
現代にはもう、糠ミソくさい娘など存在しないのか...

今年はハーブ畑に 白瓜 を植える
白瓜の糠漬けは めちゃんこ美味いのだ

シャシンの不審なペットボトルは
上部に穴が開いている
糠床に沈めて、野菜から出た余計な水分をためる
逆さにして ジャー だ