リゾット

仕入れた殻付き牡蠣は、大きな籠でナンボである
漁師の言った値で買うと安くは買えるが
大小が混ざっている
掃除をして綺麗にし、選り分けると
まだ出荷しはじめなので、かなり小さいのが混ざっている
これから大きく育ってゆくのだが
人の食欲はそれまで待ってくれはしない

小さいのを剥くと
プリンと出てくる実は
可愛げらしくも味はしっかりしている
盛期の味には敵わぬが 旨い

昨日は生食したので、今回はリゾットにする
これは マカナイだ


生米をパンチェッタ、ニンニク、玉葱と オリーブオイルで炒め
白ワイン、水 で15分間煮てゆく
水を足し足し、アルデンテで仕上がるよう水分を調節する

ブルーチーズ、カチョカバロチーズ、ゴーダのオールド、生クリームを加え
仕上げにかかる

別のフライパンで、カチョカバロの擦りおろしたのを薄く焼く
チーズ煎餅だ

出来上がったリゾットに割ったチーズ煎餅を刺して盛りつける
こんなマカナイを喰っていいのだろうか?

イタリアやら、おフランスでは魚介類にはチーズを使わないらしい
私の作るイタリアンは、全て独学なので
そんなことには囚われないのだけれど
美味しければ良し
とも言い切れない
イタリアンに詳しい方、料理人の方には申し訳ない気持ちがあるが
性格上、変える気持ちも持ち合わせていないので、このままであろう

牡蠣のゴルゴンゾーラリゾット

とても美味かったが、店のメニューブックには載っていない
これはあくまで マカナイである