カレーうどん考
約10ヵ月に及ぶバイトを終了した
最後のマカナイでナニ喰いたい?
と聞くと、散々、数時間に渡り悩みぬいた結果
じねんぼうでは今まで作ったことのない
カレーうどん を選択する
なにゆえカレーうどんなのか?
ま、しかたがないので作ってやることにした
そう云えば、いつか言ってたなー
ココスのカレーうどん、サイコーッす!
コ
ココスが基準かぁ〜
う〜む...
よく働いてくれたリュージだから
ここは特別作ってやるか...と、
和食店では、カレーは作らない
絶対作らないのだが...
何故作らないのかとゆーと
先ず、香りだ
和食店に充満させるわけにはいかないのである
そして食べること
香辛料がキツイと舌が微妙な味付けを判断できなくなる
仕事が終わってからしか食べることはできない
問題は鍋である
カレーを作った鍋は匂いがなかなか取れない
他の薄味の煮焚きものには使えなくなるのだ
自宅から鍋を持ってきて3日前から仕込みに取り掛かる
20種のスパイスを少量のオリーブオイルで煎る
ターメリック・クミン・コリアンダー・チンピ・フェネクリーク・フェンネル
シナモン・カエンペッパー・ガーリックグラニュー・ジンジャー・ディル
オールスパイス・カルダモン・クローブス・スターアニス・セイジ・タイム
ナツメグ・ブラックペッパー・ベイリーブス
これらをまとめて、しかも分量までそれぞれ細かく量ってある、便利な
カレー粉セットなるものが売っていた
牛スジを煮込んだのに、この香辛料と市販のカレールーを加える
玉葱はしっかり炒めた
翌日、このルーは半分ほどなくなる
あまりに旨そうだったので、カレーライスになってしまった
さて、麺である...
ここまで手間をかけると、麺もそれなりの麺を作りたくなる
カレーうどん改め方 長官の云う事には
コシのある麺はイケナイらしい
しかし、コシは欲しい
では、コシのある麺を作って
コシがなくなる麺を打とう
あるある...フィットチーネ
きし麺のようなパスタだ
早速、先程の調合したカレー粉を強力粉に混ぜ合わせる
煉って、伸して、踏んでみたりもする
そして一晩寝かせてみたりもする
で、パスタマシーン(手動)
ルーに蕎麦出汁と、鰹出汁を加え 伸ばす
具は豚バラと葱を追加する
リュージよ
高校生のくせに、厨房で良く働いたな
なかなかやるぢゃないか!
その調子で社会に出てからもガンバレな
無駄な動きが多いけど、それを上回る仕事が
たいへんよくできました