伊場野の里芋
伊場野(いばの)
という地アリ
肥えた土は里芋に良く合い
たいそう美味い里芋がとれるそうな...
友人のばぁちゃんが育てた、伊場野の里芋を手に入れ
料理する
先ず、シンプルだけれども
素材の味を最大限に知る事が出来るこの料理
衣(きぬ)かつぎ
天地を切り落として
中ほどにぐるっと庖丁目を入れ、蒸す
スッと串が通れば出来上がり
上半分を指で摘むと、つるっと皮がむける
美味しい塩をかけて食べるだけだが
素材ありき の料理である
伊場野の芋は粒が小さい
が、小さい方が旨い
石川小芋も美味しいが
これは抜きんでて旨い
市場には出回らぬ芋
何かの伝手で入手する他ないらしい
3種の里芋料理をメニューに載せよう
味噌田楽
柚子味噌・木の芽味噌・赤の玉味噌
山形風、芋煮
何処が普通の里芋と違うのか?というと
先ず、身質の濃さ
みっちり細胞が詰まっている
故に硬いのか?
と思うと、そうではない
ホクホクとしていて、ねっとり舌にまとわりつく
味も濃い
甘味もあるが、美味さが先を行く
シンプルに味わった方が良いかもしれぬ
無くなり次第メニューから消えるが
たくさん手に入れたので、しばらくは...