本日の仕入れ@メヒカリ


目光…体長10cm〜15cmの小さな魚だが深海魚である。
深海といってもたいして深い所にはいないらしいが、
アンコウ等とエリアは同じらしい。
底引き網漁では網目からこぼれてしまうので
板引き網漁なる方法で獲る

この魚、小さいながら脂が乗り、身質は火を通すとホックリとしている。
とても旨い魚だ。
料理としては唐揚げ・軽く一夜干しにしてサッと炙り焼きが旨い

小さいものは唐揚げに、大きいものは焼きとするのがもっとも美味しいであろう。
本日の魚体は大きいので内臓と鰓を取り除き、立て酒塩(塩水に日本酒を入れたもの)に漬け、干す。

これを炙って食すと酒がすすんでしょうがない。
吉次(キチジ・キンキ)も旨いが、それに匹敵する。
私はあまり酒は強くないが、これをアテにして夜更かしをしたいという願望がある。

目光というくらいで、目が光っているのだが
以前、干していて、忘れ物を取りに夜中店に戻った所、
目ばかりか、魚体全体が蛍光色に光っていてビックリした事がある。
暗い海底で群れを成して光っていたら他の魚はナイターかネオン街と思い、ついフラフラと集まってくるのではないだろうか?
目光にしては体が小さいだけに、他の魚の餌になってしまうのではないだろうか?
だのに何故?発光するのか?
胃の中にはアミ(小さい海老)がギッシリ入っている事が多い。
集団の発光で呼び寄せているのか?
だとしたら、目光の発光は両刃の剣であろうに…
謎である。調べてみよう。

干し物は来週初めには出来上がるだろう。
他、ボタン海老・カンパチ・活タコ・アンキモetc仕入れました。