削るコト




ほぼ、毎日書き替えている品書きの一部は
半分に削ったのである

もちろん、この他に何倍ものメニューが
定番としてメニューブックに載っているが

毎日の市場通いで食材を見い出しては仕入れてしまうので
いちんちで売り切れないと
品書きが増えてゆくことになる

メニューはたくさんあれば良という訳ではない

わかっているのだが増えてゆく

ココが経営者に成り切れぬ、職人の悪いところである

実際減らしてみると、仕事が捗り、無駄も出ぬ

二十数坪という広さで40席あまりの客席は
一人で厨房をこなせる大きさだが
市場での箱買いをこなすには狭すぎる

次の店をやるとすれば
専門店にしよう
割りも良いし、楽である

が、
三日で飽きてしまうであろう