庖丁立て
4年前
泉に店舗を移転した時
取り急ぎ流木で作った庖丁立てが
ちょっと使いづらいので
春に切り倒されていた「コシアブラ」の木で
新しい庖丁立てを作った
ま、
流木から倒木になっただけかもしれぬが...
流木の庖丁立て
今度のはもっと庖丁を掛けられるようにしようかと思ったのだが
カウンターの幅が狭いので
以前と同じ本数に設定する
全部掛けようと思ったら3倍の長さが必要になってしまう
新庖丁立て
木製のハイヒールではない
必要だけれど、邪魔な突起をなくして
強度も増した。
安定性も、申し分ない。
ネジ止め個所は同じ木を埋め込み、隠す
木肌に桐油を塗ろうかとも思ったのだが
多少匂いが気になるのでやめた
コシアブラはコシが強い木であるから
一度乾燥させると、丸太切りにしても割れないし
樹皮も剥がれ難い
しかも、他の木に比べると柔らかく
加工がしやすいのである
山形工芸品の「おだかぽっぽ」も
この木を使っている
完成品に庖丁を掛けてみる
使用頻度が高い6本
上から
柳刃(一尺二寸)引退した親方から頂いた無銘の業物
柳刃(一尺)先輩からの頂き物
薄刃(七寸)
出刃(七寸)
出刃(八寸)二番目の親方からの頂き物
剥き庖丁(三寸五分)
ボクの所有する庖丁の多くは頂き物である
最初の親方の庖丁は
一番上段で、ボクの仕事を睨みつけているのだ
棚の上に仕舞ってある庖丁ケースの中の庖丁は
年に数度しか出番がない
完成したことだし
自分で己の作の批評をするのはよそう
木のハイヒールかー
なんか、カッチョワリイなー、もー