TARGET 521
朝駆け…の、はずが例によって寝坊。
急いで支度をしていると、娘が 雨だからがっこまで送れ と言う
その帰り足で渓に向かうと、ラジヲから
今日から入梅したと思われます...これから晴れてもそれはそれ
と、情けない予報が流れる。
今日だけはヤマメを掛けたいので、連日通ったポイントに出向く。
バンブーロッドに似合いの レイ・チューン をつけ一投目
挨拶に来てくれたのは20cmほどのイワナだった。
ロッドに慣れてくると、飛距離が!
次々と砲弾ヤマメがヒットしてバンブーロッドをしならせる。
車中、今日はキープかリリースか考えていた。
釣りを始めたら答えが出た。
このロッドを握り、魚を掛けると
原点に戻れる
師に憧れていたあの時、師は5尾しか魚籠に入れなかった
ただソレが結果であり
過程であり
釣り様であった。
釣りが面白く
期待であり
魂の浄化であった。
全部で何尾掛けたろう
是非尺上をと、思っていたが、そんな事より
釣りが面白くてしかたがなかった。
水温がどうの、濁りがこうの、も関係なく
そのものを味わっていた。
ただ、5尾だけは魚籠に入っていた。
それは、自分が釣りをして楽しんでいる確固だった。
原点に戻れ、プラスα
これから如何様にも楽しめる
手にしたロッドとルアーは、そんな遊びを提供してくれる。