論文『ワカサギは夜、眠らないこともない』

夜、ワカサギは爆釣だ
との噂をコミミにハサミ、イソイソと出かける

まあるい月が今夜の 入れ食い を唆しているようだ


ワカサギは夜も回遊しているのだろうか?
この疑問を解く足掛かりの一夜目だった

考えるに、昼より活発に行動していない限り
水温の高い 深場 にいることになるだろう
しかし、深場は氷が薄い
浅場で懐中電灯を 水面下に向かってコウコウと照らし回遊を待った

イタズラしているのが 竿先にでる
が、本アタリがなかなか出ない
3時間かけて3匹釣れた。その時点でキョウハ イケマセン...

明けの明星が輝き、薄っすらと空が明るくなった時から
入れ食いが始まった


未明から強風と突風が吹き荒れ
タープが飛ばされそうになる
飛ばされたデカイダンボールに喰らい付いた サトケン は
ダンボールと一緒に3メートル飛ばされた...

体感温度は下がりに下がってゆき
誰もが弱音を吐く

鼻水を垂らしながら ワカメしゃぶ を喰い、餅を喰う
美味いが寒い

ワカメの出汁が効いてきた頃
肉うどんを啜り
撤収

夜が明けてから、かなり釣れ続けた
が、皆の心が折れた たぶん今夜は【夜鳴き足】になるだろう...

研究結果
ワカサギは夜、釣れないこともないが、さぶい...
たぶん 寝てんだべ...オリンピックもやってることだし
起きているのも いるにはいる
以上