ガセネタ Ⅲ

ミツクチの鼻曲がりだぁ!


尾鰭もりっぱで、綺麗な魚体
段の落込みの、白泡の中からチェイス&バイトしてきた
バイトした瞬間
ゴーン
ガガーン
ドピューン だ
竜太郎はスピナーを巧みに操る
ブレードを止めて誘ったりもする

フローティングミノーばっかりの、ボクの箱に明日から加えてしまいそうだ...

狭く、水量の少ない川なので、ポイントははっきり浮き出てくる
さて、ヤマメだが...
こんなのが竿を絞り込んだ

綺麗なのか?はたまた?


水中で撮ってみる


どうだろう?色がリアルに写っているような気がしないでもない
腹部まで、一面に散れた斑点模様
ここまで多いのは初めてだ


この川はイイ魚がいた...【ガセネタ】ではなかった
しかし、最上流部に
サクラ鱒増殖の為、ヤマメを放流していること
ヤマメ釣り自粛の事
と、立て看板があった
天然魚ではなかったのだ。ヤマメは...
だが、魚止めの堰堤の下なので
サクラに成り損ねた出戻りかもしれない
すると、イワナは天然魚なのか?
上流部ですばしっこい泳ぎを見せていたのはイワナだった

ま、そこそこの謎を残して、この川をあとにすることにした

さて、今日は定休日である。
時間はいくらでもある
竜太郎は8月に父となるのに、遊び呆けている...
ボクも女房の誕生日だというのに、遊び呆けている...
こんなんでイイのだろうか?
イイに決まっている!

このまま、腹をすかせた阿呆の2人組みは
飯も喰わずに、すぐそこの海に行く

綺麗な海の船着場には ちこいメバル がたくさんいた
ぶへへへへへ 竜、遊ぶべ!
と、海を覗き込みながら振り返ると
竜太郎は、とっくに竿を出していた...