ガセネタ Ⅳ
透き通る水質
なるほど 湧き水の川が流れ込んでいて
しかも、栄養豊富で綺麗な親潮が押す海だ
竜太郎はバスタックルで 海底を叩く
ボクは渓流タックルそのままで ミノーを操る
見えていた魚は、クチボソタナゴ と メバル
圧倒的にメバルが多い
サイズは15-20cm
第一投目、RT50mm
磁石に吸い寄せられる 砂鉄のように、見えてる魚が全部集まる
ツィッチすると喰いきれないようだ
竜太郎曰く、メバルは目は良いが、頭は悪い だそうだ...
第二投目、ダダ引き
ハイ、一丁アガリ!
魚は冷たい
石畳の坂を降りて海水を触ってみるとかなりつべたい...
おっ、ウニがいた!けど、海藻がないから実入りはないだろう
おぉっ!でこいアワビがいた
今日はダンボール紙にひらがなで書いた ぎよぎようけん を持ってきていないので、諦める
渓流にいた時に、デジカメの電池切れ。携帯で撮る
竜っ!ミノーでやっぺ!
竜太郎も渓流タックルにチェンジし、即ヒット!
持ってるルアー、全て使ってみる
金属製のバイブレーション(名前は忘れた...カタカナは覚えづらいなーもー)が特効
約1.5時間で腹が減ったので撤収する
二人でどのくらい釣っただろう
30分位は ワンキャストワンフィッシュだったかな?
とにかく暇なし釣っていたので、アホな子達は勘定ができないのである
帰途、海鮮ラーメンを喰い、ボクは助手席で熟睡する
家に着いたころには暗くなりかけていた
女房の誕生日だということを思い出し
歳の分だけの赤いバラの花束を買い
女房の好きなチョコレートケーキを買い
家に帰った...夢を見た...
こ、
これで許してもらえないだろうか?
想ってはいる とゆーことだけでは、女性は納得しない生き物らしい
あぁ、野良犬にならない程度の 放し飼い
この、微妙な差がムツカシイのである
しかし、男の望む、理想の位置づけであるような気がするのはボクだけだろうか?
一歩まちがったり、踏み外すと エライコトになる
ここにステイして、あっちにチョロチョロ こっちでゴソゴソするのが
ボクの 男の美学 であるのだ