剥製
釣り上げた魚を自慢したくて魚拓やら剥製やら作り
家の一番目立つ所にドーンと貼り付ける。
何故メモリアルを公表するのかというと
証拠品としてのそれである。
【釣り人の話は両手を縛って聞け】というが、まさにその通り
片手の手幅で間に合う大きさの魚が
いつの間にか両手を使い始め
あろう事かその幅がだんだん広くなっていくのである。
出来れば口も塞ぎたいところだが…
だから、本当にその人のトロフィーサイズが釣れた時は
魚拓・剥製で証拠を残すのである。
私の場合、心に強く残った綺麗な魚を剥製にする。
色具合がとても大事なので下手な剥製やには頼めない。
一度失敗しているので次はあそこに…
と、思っているのだが、その『次』がこれまた釣れない。
魚体が大きいとそれだけ値段もツリアガル
狙っている大きさのは30,000こすだろう
女房にはバカにされるが譲れないものはアル
釣具を買うとウチのカミサンは目ざとくいくつもある釣具の中から
新しいのを発見し、私を問い詰め、値段を聞きだし
同じ価格のバッグやら靴を買えと詰め寄る
では、化粧品やらの買った値段では釣り合わないのかと言うと
それはラインやフックと同じ消耗品だと取り合ってもらえないのである。
釣りとは金のかかるものだ。