餌箱


昔、餌釣りをしていた頃、なかなか良い道具にめぐり合わなかった
特に餌箱。
市販の物はほとんどがプラスチック製で
解禁当初の零下の気温では川虫が凍ってしまい、つまむと足が取れてしまう。
ちっちゃいクーラーみたいなのは出てきたけれども
プラスチック製そのものが気に入らなかった。
木製もあったが、まるでセンスのないものばかりで
耐久性に乏しかった。

それならばと自作するのだが、気に入る形・耐久性になるまで5回モデルチェンジした。
この写真のが最後になったモデルだ。

胴は2年陰干しで寝かせた孟宗竹の下から3番目の節の下部
蓋はカヤの木を電子レンジで矯正し固めたのを加工した。
片足に体重をかけて乗ってもびくともせず
前のめりにコケた時でもヒビ一つ入らなかった。
金属はカヤの木の蓋の蝶番に直径3㎜の真鍮棒・留め金のドイツ下りだけ使った。

現在、餌釣りはしないので、物置の一等地に保管してある。
ルアー釣りの小物に何か作ろうとしたが、まだ良い案は浮かばない
暇ができたら考えよう…