妻からの贈り物



思い起こすと
27年になる

もう
なのか、
まだ
なのか...

ボクが二十歳の時が運命の時であった

当時、モテモテでたくさんの かわいこちゃん(死語)が
ボクの周りを取り囲んでいた頃(うそ)
妻と出逢ったのだ

その時からずっと一番 大切な人である


ボクは人が云うに、あまり良い夫とは云えないらしい
ボクが思うに、そんなこたぁないと思うのだが
どうも、分が悪い

自分勝手と云われようが
ボクが幸せならば
家族も幸せと思い込む事にしている


ボクはもう長いこと、腕時計をはめていない
調理という仕事が指輪や腕時計を嫌うからだ
なにも着けたり外したりすれば良い訳だが...

ボクは首がない と、いわれている

ちゃんと太いのがあるのだが、皆 あると気づかぬ
比例して、手首もない

ちゃんとあるのだが、クビレが無いし太い
しかし、手は小さい。が、厚い
(ドラえもん並?)

こうして字に書くと
ネックレスや腕時計は似合わぬようだが
ごっつい腕時計はソコソコ似合っているのではないかと思える(希望的観測)

妻からの贈り物のこの時計
大変気に入ったので、これからずっと身につけることにした

仕事中は外して
ココ
に掛けよう

いっちゃん大切な道具と同じ場所だ


妻よ
ありがとう
明日、一緒に買い物へ行こう。