鰹好き


鰹が大好きで

昔、金華山沖で釣った7kg程(釣り人の希望的原寸)のを
一人で喰っちまった事がある


それはそれは、リッパなカツヲであった。


市場に並ぶ鰹は、全て野〆で
その理由は

釣れる時にたくさん釣るしかない。〆ようにも、もうしんどるわい!

もしくは

巻き網で一網打尽の氷水にブチ込みだから、そんな大量の数 〆てられっかい!

の二通りからである。



ボクはこのリッパなカツヲを釣った時
職業柄?活け〆にし、血抜きしをし、海水の氷水に突っ込み
夜に捌いた時の旨さを想像していた

リッパなカツヲは
背にも予想以上の脂を携えていた



背骨回りに赤身、そこから皮にかけてピンク

その時の感想は

どんなマグロより美味しい

であった。


おろし、皮を引いたり焼いたりし
造りや叩きにしたのだけれども

薄造りに出来る身の締まりで
且つ、
口の中でとろけるのであった


血合いの鮮やかな赤、
中心の 如何にも鰹の赤、
半分以上を占めるサラリと溶けだす脂の乗りのピンク、

これ以上の鰹を、未だ口に出来ずにいる


それでも
これは!
と、毎回見定めて
日戻り鰹などを晩秋に買うのだが
やはり、釣りに行かぬでは得られぬモノかもしれない




写真は

柚子山椒フルールドセル


口に放り込むと...

鰹の旨味と適度な脂の乗りが、
結晶の大きく、食感の良い塩の優しい味と相性が良く

柚子山椒の僅かな辛味と鮮烈さ、香りが刺激となりつつも
一体化させてくれる。

酒が欲するのは必然であるかのように杯を...



さて、
この握り。

ぐるなびなる広告媒体のクーポンと云うモノをお見せ頂けると
お一人につき、一貫
サービスとなるらしい

一貫とわ、ヱラクしょぼいサービスだ
しかも、<親方の隠しネタ>となっているにもかかわらず
ココに書いてしまっている

でんでん隠しネタではないのでわないか?

まぁ、
サービスであるからして
細かいコトは...