朝陽の中の朝ご飯<浜辺ではらこ飯の巻>


食欲の秋である。

ボクラはお腹が空いている

特に寝て起きた時合いは、妙にお腹がへっている
太っちょの、哀しくてセツナイが 幸せを感じるサガでもある

して、
ここんトコご無沙汰だった
朝日の中の朝ご飯である。


恒例となった、塩竈市場での待ち合わせは
まだ明けの明星が輝いている時間

薄暗い市場内で今日のおかずを物色し、
佐藤鮪店の珈琲を啜る

相変わらず佐藤の珈琲はウマイのであった...


ボクラは大きめの穴子とつぼ鯛を手に
秋の波打つ砂浜へと向かう




腹減らしヤラウ共は、焚火宴会人でもある
慣れた手つきで火を熾し
大窯の中の一点に火力を集中させ
そこに茶釜を置くと、

やがてシュッシュとお米の水蒸気が茶釜蓋の小さな穴から噴き出す

頃合いを見計らって鼻を近づけ、
<底一列のおこげ>を作るに、全神経を集中する


濃い鰹出汁の、薄い味付けをした<鮭の炊き込みご飯>である

予め鮭を軽く焼き、炊き込む事で 生臭みを除去する仕様だ


そしてコレは、そう...


はらこ飯<お店でもお出ししております♪>



うははのはー

本来ならおかずなど要らんのだが
せっかくなのでアレコレ焼くと
それも見る間に消えてゆく


今回もまた

にっぽん人の 心を震わせる朝ご飯

であった。

本日のお献立

はらこ飯
鯛の潮汁
穴子の白焼き
つぼ鯛の一夜干し
大量の大根おろしにシークワサー






さて、
いよいよ待ちに待った新米の季節到来である

もちろん、
この時期を逃す腹減らしヤラウ共ではないからして

次回
おもしろい企画を立てた

ぬははのはー
かみんぐすぅーんである。