朝陽の中の朝ごはん 其の壱
四国の荒波の、サラシの中のヒラスズキだが
もう一尾あるのだ..
前回は、お造り、肝煮、鮨、潮汁と
料理したが
新しい企画【野外豪快料理】の、第二弾として
素材に取り上げた
釣り人のRTさんからの希望でもある
この企画、アウトドアで行うのが第一の条件であるからにして
今回シチュエーションに選ばれたのが
砂浜
である。
題して、『朝陽の中の朝ごはん』
先ずは下準備だ
ヒラスズキを開き
酒塩に漬け込む
そして三夜干しだ
コノ魚体では一夜にして干せない
干す
という工程は、料理の中でとても重要だ
漬け込む時間と、干し加減で
出来上がりの味がかなり左右されてくる
日陰の風通しの良い場所で干すのか
お天道様の下で干すのか
それによっても味が変わってくる
今回は陰干しにし、ある程度水分が抜けたところで
お天道様に当てる
そうすることによって旨味が閉じこもり
余計な水分が抜け
寒風の日差しの中で旨味が熟成し
表面は干物独特の
乾いた張りを持ち
中心はふんわりと仕上げる
う〜む、字にすると難しそうだが
吊るし場所を変えるだけなので
簡単なのだ
さて、これを美味しくいただくシチュエーションを決めねばならない
長面海岸
雄勝にある砂浜である
追波川の河口から広がる海岸
その砂浜にて、焚火をし
ヒラスズキを焼いて、朝ごはんを食べる
筈だった...
夜明け前、4時に待ち合わせだが
04:05に電話で起こされる
アラームが鳴るまで起きていたのだが
止めた瞬間に気絶した...
30分遅刻である
ハイパー今村宅へ、急いで迎えに行く
・・・真っ暗・・・
?電話してみる
!部屋の明かりが点く
ハイパー1時間寝過ごしである
他のメンバーも全て寝過ごしの遅刻...
なんだ!この弛んだヤラウ達は!
現場へ着く間に夜が明けてしまうではないか!
仕方がなく、近場の砂浜に変更
夜明け前にはなんとか到着できた
明けの明星がきれいだ
焚き火を熾す
さぁ、朝ごはんを作ろう!
にっぽん人の心を震わせる 朝ごはんを作って
元気に喰らおうではないか!友よ!