焚火宴会人がゆく

渓流とは...
山岳から湧き出る水を源とし
山脈の筋づたいにゴルジェ・ゴーロ等の地帯を流れ出た水達と出合い
男性的な、あるいは女性的な流れをもってして
活ける者・生ける物をうるわす。

水とは...
命の根源であり、その源に何かを求めたく人は近づくのであろう。
そこ、山の懐の川岸で命の何たるかと、ありがたさを問い
又吸収するのだろうか...

火を焚く
という人が勝ち取った才能を
大自然の中で燈す事の意味を取り込みながら
人はやすらかな眠りに就くのだ。


昨今キャンプでは、やれツーバナーだのガスランタンだの
炊飯器だの、挙句の果てにはカラオケや冷蔵庫までアウトドアに持ち込む
オートキャンプもまあいいが、
不便さを楽しみに変える
いわゆる自分の能力を試しながら
それを楽しむのが一番の目的だと思う。

焚火とはその中でも一番能力を発揮できるもの
それぞれスタイルも違い
思い入れも違う
焚火とは
灯りであり
調理熱源であり
不言をもたらすものであり
意思を通じ合わせるものでもある
そして焚火とは
とても暖かいものである